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家族で方角を知ろう!はじめての北極星見つけ方ガイド

Tags: 天体観測, 北極星, 星座探し, 子供向け, 家族向け, はじめての星空

「はじめての星空」へようこそ。

星空を眺めていると、たくさんの星があって「一体どこを見たらいいんだろう?」と感じることがあるかもしれません。実は、星空観察には「方角」を知ることがとても役立ちます。特に、北の空にある「北極星」は、星を探す時の大きな目印になってくれます。

このページでは、ご家族で一緒に楽しみながら、北極星を簡単に見つける方法をご紹介します。

なぜ星空観察に方角が必要なのでしょうか

昼間、太陽が東から昇り、西に沈むことで、私たちは方角を意識することがあります。夜、星空も同じように時間と共に位置を変えていきますが、ほとんど動かずにいつも北の空にある特別な星があります。それが北極星です。

北極星を見つけることができると、そこが「北」の方角だと分かります。北が分かれば、東、西、南も自然と分かりますね。方角が分かると、星座早見盤や天体観測アプリを使うときにも、「あの星座は南の空に見えるはずだから、あっちの方を探してみよう」というように、星や星座を探しやすくなるのです。

お子さんと一緒に「北はどっちかな?」と話しながら星空を見上げるのも、楽しい学びの時間になります。

北極星ってどんな星?

北極星は、正確には「こぐま座」という小さな星座の尻尾の先にある星です。この星は、地球の自転軸(地軸)が指し示す方向とほぼ同じ方向にあるため、地球が回っても、空の高い位置でほとんど動かずに見えます。

他の星は、時間と共に東から西へと動いていくように見えますが、北極星だけは一晩中同じ場所で光り続けているように見えるのです。そのため、昔から船乗りや旅人が、自分のいる場所の緯度や方角を知るために、北極星を目印にしてきました。

北極星を簡単に見つける方法

北極星は、それ自体がとても明るく輝いているというわけではありません。しかし、夜空に浮かぶいくつかの有名な星座を手がかりにすると、比較的簡単に見つけることができます。

特に初心者の方におすすめなのは、「北斗七星」か「カシオペヤ座」を使う方法です。どちらの星座も、季節によって見えやすい時間帯や位置は変わりますが、一年中夜空に見ることができます。

北斗七星を使って見つける方法

北斗七星は、大きな柄杓(ひしゃく)のような形をした7つの星の並びです。「おおぐま座」という大きな星座の一部ですが、この7つの星がとても目立つため、単独で「北斗七星」としてよく知られています。

お子さんには、「柄杓に入ったお水を、あの星に向かってザーッと流してみよう!その先に見えるのが北極星だよ」のように話すと、イメージしやすいかもしれません。

カシオペヤ座を使って見つける方法

カシオペヤ座は、アルファベットの「W」や「M」のような形をした5つの明るい星の並びです。「女王様のイス」に例えられることもあります。

北斗七星が見えにくい季節や時間帯でも、カシオペヤ座が見えていることがあります。季節によって使い分けると良いでしょう。

北極星が見つかったら

北極星を見つけることができたら、そこが「北」です。北極星を背にして立てば南、右手が東、左手が西になります。

方角が分かると、 * 星や星座早見盤を見ながら、目的の星や星座を探す手がかりになる * 星座物語を聞きながら、実際にその星座が空のどこにあるか確認できる * スマートフォンアプリで星を探すときに、方角を合わせる参考になる といったように、星空観察がもっと楽しく、分かりやすくなります。

家族で北極星探しを楽しむヒント

まとめ

北極星を見つけることは、天体観測の最初の一歩として、とても分かりやすく、達成感のある体験です。ご家族で一緒に夜空を見上げ、北極星という特別な星を探す時間は、お子さんにとっても、大人にとっても、きっと心に残る思い出になるでしょう。

方角を知ることから始まる星空の旅を、ぜひご家族で楽しんでみてください。